ドイツの電力反逆の町(シェーナウ)で、質問をする広瀬隆と山本太郎
メモをとり 話に聞き入る彼らは知識欲旺盛だ
シェーナウで行われた1時間半ほどの慎ましい会議
質問はもっぱら「どうやってシェーナウは巨大な原発ロビーに勝ったのか?」
「ここまで長い旅をしてきました」と広瀬隆さん
「イヤな原発をたくさん見学しました」
「最後くらい良いモノも、見たくてここに来ました」
隣りの山本太郎さんは、日本では有名な俳優だ
しかし反原発運動を始めてから、仕事が来なくなった
日本の反原発運動は、山あり谷ありの繰り返しだ
原発ロビーは強大で、何かを変えられるチャンスは小さい
「地震大国日本に、残された時間はわずか」
「こういうことが再び起こる危険はとても大きい」と二人は言う
「日本の現状はかなり絶望的です」
「シェーナウに来たのは、未来への勇気をもらうためです」
<シュヴァルツヴァルトのシェーナウ村>
フクシマ原発事故以来 多くの日本人が、この電力反逆の村を訪れた
この小さな村の脱原発は、90年代の住民投票から始まった
その物語が日本に紹介されて久しい
CDや本が訳され、シェーナウは日本人にとって“希望”を意味する
<ウルスラ・スラーデック(シェーナウ)>
「日本は非常に厳しい状況にあります。
行動を起こす人は差別されがちで、活動を続けるには、とても強い意志が必要です」
日本の反原発運動は助けが必要だ
エネルギー反逆者シェーナウは、今では立派な電力会社だ
ドイツ全国13万戸に、クリーンな電気を供給している
“小さくても辛抱をつづければ成功できる”
それが日本へのメッセージだ
電力会社を追い出した町
書き起こし
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